FX基礎知識

【速攻スタート】FXを始めるために必要な“最低限”の知識を解説

FX超かんたん

FX(外国為替証拠金取引・がいこくかわせしょうこきんとりひき)は、資産を効率的に増やす方法として多くの人が始めています。

しかし、始めたくても「何から始めればいいのかわからない!」となりますよね。

このページは、FXを始めるために最低限必要な知識を分かりやすく解説します。

このページさえ読めばあなたもFX取引ができるようになります。最低限必要な分だけなので、頭がパンクするなんてことはないはず。まずはとにかく第一歩を踏み出してみましょう!

 

目次

FXを始めるために必要な“最低限”のもの

自宅でFX

FXを始めるための最低限必要なもの

(1)資金

FXは少額から始められるものの、初期資金は余裕を持って用意することをおすすめします。

  • 推奨初期資金:5万円~10万円
  • 余剰資金で始める:生活費を削って投資しないこと。

なぜ10万円もあったほうがいいのかはこちらで解説しています。

松井証券FXだと1000円ほどでも始められます。

 

(2)取引業者の口座

FXを行うには、取引業者で専用の口座を開設する必要があります。

初心者に適した取引業者を選ぶ際のポイントは以下の通りです:

  • スプレッド(取引コスト)が狭い
  • 取引ツールが使いやすい
  • 信頼性が高い(金融庁登録業者であること)

おすすめの取引業者には、「DMM FX」や「松井証券FX」など、日本の大手業者が挙げられます。

 

(3)インターネット環境とデバイス

安定したインターネット環境が必要です。

パソコンまたはスマートフォンを使って取引を行いますが、画面が大きい方が分析しやすいので、パソコンの利用をおすすめします。

スマートフォンでの取引に慣れてしまえば外出中でも出来るので強いです。

 

(4) 取引ツールの基本操作を学ぶ

各取引業者が提供する取引ツール(アプリやウェブプラットフォーム)の操作方法を事前に学びましょう。

デモ口座を活用して実際の取引に慣れることが重要です。

 

(5) 基本的な知識

FX取引には専門用語が数多くあります。

最初から全部覚えるのは無理なので、最低限、取引できるまで最低限以下の知識を学んでおきましょう。

ということで、ここからがお勉強のゾーンになります↓↓

 

FXを始めるために必要な“最低限”の知識を解説

FXをする女性

そもそもFXってなに?

外国の通貨を売買して利益を得る投資のことです。

FXとは「Foreign Exchange」の略で、外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)のことを言います。

取引業者にお金を預けて、そのお金で外国の通貨を売買して、そのときに生まれる利益を狙う投資です。

通貨の価値は常に変動していて、「ある通貨の価値が安い時に買って、高くなったら売る」といったように売買時の差額が損益になります。

売買する通貨を通貨ペアといい、“ドル円”や“ユーロドル”などがメジャーです。

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FX取引は2つの方法で利益を得ることができる

実はFXというのはキャピタルゲインスワップポイントという2つの方法で利益を得ることができます。

キャピタルゲインというのは、通貨の為替変動を利用して利益を得る方法です。

例を挙げるなら、「通貨が安いときに購入して、高いときに売る」といったことです。

FXといったらこちらの方法がメジャーです。

 

スワップポイントというのは、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、金利の高い通貨を所有している間、金利差分の利息が生じるという方法です。

利益が少なく、長期間運用しなければならないのでこちらはまだ覚えなくてもいいです。

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FXで使われる単位"Lot"と"pips"

"Lot(ロット)"とは通貨ペアの取引単位を指す用語です。

FX市場では取引量をLotという単位で表現します。

初心者はまず最小単位の1Lotで取引に慣れていくことが大切です。

資金が増えてきたら2Lot、3Lotと増やして利益を増やしていきましょう。

メモ

「1Lotは日本円でいくらなの?」

例:米ドル円が150円のとき

1Lot=10,000通貨の取引業者(DMM FXなど)を利用するなら、

1Lotで1,500,000円の取引ができて、レバレッジを25倍と想定すると、

1Lotは6万円になります。

つまり、6万円あれば、米ドル円が150円以下であれば取引が出来ます。

松井証券FXなら1Lot=1通貨なので、150円あれば取引できます。

 

"pips(ピップス)"とは通貨ペアの価格変動の単位を表します。

1pipがどれくらいの値段を表しているのかは通貨ペアによって異なります。

たとえば、米ドル円のレートが100.00円から100.05円に上昇したとき「5pips上昇した」と言います。

「いろんな通貨があるので、全ての通貨で共通の単位としてpipsがある」くらいの認識で大丈夫です。

この2つをまとめると、「ドル円で1Lot分を買い注文。2pips分価値が上昇したから200円の利益が出た」というように使います。

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スプレッド:売値と買値の差(取引コスト)

FX市場で通貨を売る際の価格「Bid」と買う際の価格「Ask」。

BidとAskの価格には通常、差があり、この差をスプレッドと呼びます。

スプレッドは取引コストの一部であり、FX業者の収益源でもあります。

スプレッドは取引量や時間帯、取引業者によって変動します。

スプレッドは狭い(手数料が安い)ほうがトレーダーにとってお得と言えます。

なので、狭めに設定されている大手業者がオススメなんです。

 

下の画像は「DMM FX」のスマホアプリの画面です。

米ドル/円のスプレッドが0.2、オーストラリアドル/円のスプレッドは0.5です。

つまり、オーストラリアドル/円の方が取引コストが高いと言えます。

FXスプレッド米ドルFXスプレッドオージー

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FXにおいて一番の特徴とも言える“レバレッジ”

FX取引において一番の稼ぐための特徴とも言える“レバレッジ”というシステム。

取引業者に預けたお金(証拠金)をそれ以上の金額で取引ができるようになります。

レバレッジは“てこ”という意味で、少ない資金で大きな金額の取引ができることを指しているわけです。

日本の取引所では最大25倍までレバレッジをかけることができます。

10万円の証拠金を預けているなら、最大で250万円分の取引が可能です。

ただし、レバレッジは大きく利益を出せる反面、取引をミスれば大きく損失を出す可能性もあります。

必ずリスクを念頭にいれて取引をしなければなりません。

レバレッジというのは自分で「何倍で取引する」と設定するわけではなく、預けてある証拠金から算出されるものです。 なので、証拠金が少ない場合は1Lotで注文してもレバレッジが高くなります。

 

そして、FX取引所にはロスカットという仕組みがあります。

ロスカットとは、ポジション(保有している取引)の損失が証拠金の額ギリギリに達すると、さらなる損失を未然に防ぐために強制的にポジションを決済する仕組みです。

レバレッジを高くかけて取引した場合、損失も大きく出す可能性があり、その分ロスカットが実施される可能性も高くなります。

なので、ロスカットを防ぐためにも証拠金には余裕を持ち、取引額には注意しましょう。

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FXは成行注文と指値注文で注文する

FXの注文方法には大きくわけて2種類、“指値注文”“成行注文”があります。

指値注文(さしねちゅうもん)とは現在の価格ではなく、自分の望む買値(売値)を指定して発注する注文方法です。

例えば、現在価格が1米ドル=100円のとき 「1米ドル99円まで下がったら買いたい」となったら、 1米ドル99円で買いの指値注文をしておくことで、価格が99円になったときに自動で発注できます。

逆に言うと、指定した価格まで変動しなければ注文が発生しません。

 

成行注文(なりゆきちゅうもん)とは、今現在の価格で発注をする注文方法です。

注文がすぐに、そして確実に成立します。

相場を見ながらリアルタイムで取引を行う際に使います。

指値注文は指定した価格まで変動しなければ取引が成立しないので、こちらのほうが確実です。

成行注文は取引チャンスを逃さないためにチャートを見ていなければなりません。 仕事や外出をするときは指値注文をしておくなど、使い分けると良いです。

 

利確と損切り

注文したら次に行うのが利確もしくは損切りです。

注文したポジションが利益を出したらいい感じのところで決済ボタンを押して利確しましょう。

もちろん損が出てしまった場合はそれ以上の損が出ないように決済ボタンを押して損切りしましょう。

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FXの代表的な4つの投資法

「あまりFXに時間を取れない」「がっつりPC・スマホに張りつける」などいろんな人がいると思います。

FXには取引開始から決済するまでの時間の違いで長期・短期など投資スタイルがあり、

どの投資スタイルにするかは自分のライフスタイルによって決めましょう。

 

スキャルピング

数秒から30分程度の売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねていく手法です。

日本時間の21~24時くらいの値動きが激しい時間に行うと利益を出しやすいです。

逆に言うと1日のうち長くてもその3時間だけで稼げる手法で、私もやっています。

取引回数が多くなるのでスプレッド(取引手数料)のコストが多くなりがちです。

 

デイトレード

売買を1日のうちに決済し、翌日に持ち越さない短期の取引手法です。

数十分から数時間のサイクルで1日に数回売買をします。

寝ている間の値動きが気になって眠れない人におすすめ。

スキャルピングほど気張りながらチャートを見る必要がないです。

しかし、1日のうち何度も値動きをチェックしなければなりません。

 

スイングトレード

取引期間が数日から数週間という中長期的な取引手法です。

ある程度大きな値動きを狙うので利益は大きくなります。

取引機会がそれほど多くなく、チャートに張りつく必要がないので、ゆったりとした取引ができます。

長期的なトレンドを分析し取引するので、勉強と値動きに関係するニュースのチェックが必要です。

 

ポジショントレード

数週間から数年間の長期保有をする手法です。

投資の基本となる「資産を購入し、その資産価格の上昇によって利益を得る行為」に則った手法と言えるでしょう。

ポジショントレードを行うには、国の景気や金利、為替の動きなどを研究する必要があります。

スイングトレードやポジショントレードを行うにはある程度多めの証拠金がないと、大きめの値動きですぐにロスカットが起きてしまいます。損切りを設定しておくのもいいですが、これも証拠金が少ないと効率が悪いです。

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追証について。とにかく証拠金の管理が大切。

追証(おいしょう)というのは追加保証金のことを言います。

FXだけではなく、株の先物取引などの保証金を担保として行う取引の場合、一定の証拠金維持率を下回ったとき追加の保証金を支払うシステムです。

これはレバレッジを活用した取引において、損失が証拠金以上に広がることを防ぐための仕組みになります。

追証が発生すると、証券会社から通知がきます。

その場合、一定期間内に足りない分の証拠金を補充する必要があります。

とにかく証拠金の管理が大切です。 証拠金維持率が100%を切らないようにLot数やレバレッジに気をつけましょう。

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チャートの見方。ローソク足で値動きを見る。

FXのチャートを見ると上下しているものがあります。

ローソク足(ろーそくあし)と言って、時間あたりの価格の動きを表しています。

「陽線」は価格が上昇したことを示し、「陰線」は価格が下落したことを示します。

ローソク足1ローソク足2

 

陽線が続くと値上がりしていき、陰線が続くと値下がりしていくと考えられます。ただし、そんな単純に動いてくれるわけではないのが難しいところです。

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テクニカル分析について。このタイミングでポジションをとろう!

テクニカル分析とは簡単に言うと、「チャートの流れのパターンから次に上がるか下がるかを予測すること」です。

価格の変動にはある程度のパターンがあり、形成する特定の形状をチャートパターンと呼びます。

そして、トレンドラインと言って、値動きのてっぺんや底を結ぶようにラインを引くことも大事です。(どの業者のチャートでもこの機能はついています)

トレンドライン

 

チャートパターンを読んだり、チャートにトレンドラインを引いたりして、次に上がるのか下がるのか予想して、買い注文・売り注文をしましょう。

どこの取引業者のチャートにも「テクニカル表示設定」から“インジケーター”というチャートの分析をするツールが表示できるのでそれを活用するのもよいでしょう。

テクニカル分析に関してはFXをやる上で重要なので、個別のまとめページを見てほしいです。

FXを始めたときはいつ注文をすればいいのかわからないと思います。そんなときはまずトレンドラインを引くところから始めましょう。そうすると今上がってるのか下がってるのか流れが見えてきます。ただし、その流れをぶった切っていくこともあるのがFXの難しいところです。

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ファンダメンタルズ分析は慣れてきてからで大丈夫

ファンダメンタルズ分析は、その国の経済や金融の基本的な要素を分析して、通貨ペアの価値や将来の動向を予測する手法です。

その国の偉い人(財務大臣など)の発言、経済指標(国内総生産や失業率など)の発表によって大きく値動きします。

一番メジャーなものが毎月第1金曜日に発表される米国雇用統計です。

米ドル関係のペアはかなりの値動きがあります。

初心者はテクニカル分析だけでもやっていけますが、不意の急激な値動きで損失を出すこともあります。 そこで少しずつ勉強して、いつどんな発表があるかあらかじめ把握しておくと勝率が上がります。

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FXで最も必要なこと。それは冷静さ。

FXのトレードにおいて、精神面は非常に重要です。

感情的なトレードで成功することは「絶対ない」と言えます。

今まで私も何度も失敗してきました。

トレードに失敗して、損失分を取り戻そうと変なところでポジションをとって、さらに損失を増やす…。

冷静な判断ができそうにないときは、もうその日のトレードは中止しましょう。

損失を増やすだけです。

 

そして、冷静なトレードをする条件として、

「生活費でFXをやらない」

これが本当に大切です。

FXはお小遣いなど生活費以外の資金でやりましょう。

もし損失を出したら生活に困窮することになりますし、それを想像するだけで冷静なトレードができなくなります。

FXで稼いだお金で生活できるのはプロのトレーダーだけです。

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デモトレードで練習する

いきなり実際のお金を使って取引を始めるのは不安ですよね。

そこで、デモトレードを活用しましょう。

デモトレードとは、実際と変わらない取引ツールでリアルタイムの市場で自分で設定した資金を使って取引を練習できるサービスです。

これを利用することで、リスクを負わずにFXの感覚をつかむことができます。

DMM FXなどで扱いがあります。

正直、デモトレードでは実践の緊張感は出ないので、使い方やチャートの動きがわかったら少額で実践に挑んでみましょう。

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YouTubeで生配信を見て勉強もできる

YouTubeで取引をライブ配信している人もいます。

その方たちの投資術を見て勉強するのもおすすめです。

質問をすると答えてくれる優しい配信者もいます。

私も最初はライブ配信で考え方や手法を学びました。

 

初めてならこちらの取引業者から選ぼう

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FXを始めるならまずは口座開設

ネット銀行

FX取引業者は大手がいい

FXを始めるためにはまず取引業者で口座を開設します。

とは言っても取引業者はたくさんあります。

なので、もし決まっていないなら、大手のところがいいです。

私は今は「DMM FX」さんを使っています。デモ口座で練習が出来るので初心者向きです。

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おすすめの取引業者紹介と口座の開設のやり方はこちらで紹介しています。

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口座ができたらあとは入金して取引

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私のDMM FXで口座開設から入金、初取引までの様子をまとめました。

この順でやれば大丈夫!

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ポイント

ちなみに、FXを始めるなら最初の入金額は5~10万円からがいいです。

(保証金が少ないと、最悪の場合ロスカットの危険が高まるため)

多ければ多いだけ安心感があるんですが、「最初からそんなにお金をかけるのは怖い」というのもわかります。

しかし、将来のことを考えるなら初期投資10万円は全然多くありません。

自己投資としての価値をしっかりと考えてください。

 

まとめ

未来へ

FXはお金を増やすための強力な手段ですが、適切な準備と知識が必要です。

本記事で紹介した最低限必要な要素を押さえ、焦らず慎重にスタートしましょう。

「雪見屋のFX入門ブログ」では、初心者が無理なく学べる情報を提供しています。

ぜひ参考にして、FXを始める第一歩を踏み出してください!

このページを読んだあなたならもう取引が出来るだけの知識は付いているはずなので、まずはデモトレードから始めてみましょう!下のリンクのうち「DMM FX」ならデモトレードがあります。

 

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FXを始めるにあたっての注意事項

為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。

FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。

 

この記事を書いた人

まこと立ち絵
・名前:雪見屋誠

・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。

・Twitter:@honesty_snow

ラインスタンプも作っています。

・詳しくはこちらの自己紹介ページへどうぞ。

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