「FXで儲かったら税金ってどうなるの?」
「確定申告って必要なの?」
こういった疑問を持つ方は非常に多いです。
実際に、FXは利益が出ると税金が発生します。
残念ながら“税金ゼロ”というわけにはいきません。
でも安心してください。
制度を正しく知れば、恐れるほどのことではありません。
この記事では、FXの税金や確定申告の仕組みを初心者向けにわかりやすく解説します。

FXで得た利益にかかる税金と確定申告
FXで得た利益にかかる税金
FXで得た利益には税金がかかります。
所得税の区分としては雑所得として扱われます。
具体的な金額としては、給与所得者(年収2000万円以下)であれば、FXによる利益が年間20万円を超えると、約20%の税金がかかります。
専業主婦や学生の方であれば、年間38万円を超える利益に課税されます。
ただし、この場合、扶養家族からも外れるので注意が必要です。
メモ
「先物取引に係る雑所得等」として、所得税15パーセント(他に地方税5パーセント)の税率で課税されます(申告分離課税)。
たとえば、FXで年間100万円の利益を出した場合、そのうち約20万円が税金として引かれるイメージです。

利益が出なくても確定申告をしよう
利益を得るためにかかった費用は必要経費として認められ、確定申告により節税のメリットがあります。
必要経費として認められるケースは以下のようなものがあります。
- ネット取引にかかった通信費
- 売買手数料
- 為替に関する書籍の代金 など
損失が出た場合も申告しよう
また、損失が出たときは税金を支払う必要はありません。
この損失は、確定申告を行うことによって繰越控除が受けられます。
損失は最大3年間にわたって繰り越すことができ、利益が出た年に損失分を相殺することが認められています。
たとえば…
- 2024年:−30万円の損失
- 2025年:+50万円の利益
この場合、2025年の課税対象は20万円だけになります。
損失が発生した場合でも、「税金を払わなくていい」と考えずに、将来の年度に向けて確定申告を行うことをおすすめします。
FXは税金がかかっても、やる価値がある理由
「税金がかかるならやらない方がいいのでは?」
そんな声も聞こえてきそうですが、それでもFXをやる価値は十分にあります。
利益率が高い
FXは少額からでもレバレッジを効かせて、資産を効率よく増やせるのが魅力。
年利数%の銀行預金とは比べものにならない可能性があります。
自分のペースでできる
FXは24時間取引可能。
本業があっても空き時間にトレードできます。
しかも、人と接する必要もなく、自宅で完結できる。
節税しながら資産形成が可能
制度を理解し、経費を活用しながら賢く利益を残すことで、“副業的に”収入を増やすことも可能。
しかも少額から始められるのでリスク管理もしやすいのです。
まとめ
FXで得た利益には税金がかかりますが、それはきちんと稼げている証拠。
制度を理解し、確定申告を適切に行えば何も怖くありません。
むしろ、税金の仕組みまで把握しているFXトレーダーは、一歩先のステージに立っているとも言えます。
「やってみたいけど税金が…」と悩んでいた方も、この記事をきっかけに、ぜひFXをはじめてみてください。
「雪見屋のFX入門ブログ」では、初心者でも安心してFXを始められるよう、具体的な方法や注意点をわかりやすく解説しています。
ぜひ他の記事も参考にして、FXの魅力を存分に体感してください!

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FXを始めるにあたっての注意事項
為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。
FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。
この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
・詳しくはこちらの自己紹介ページへどうぞ。