FXで利益を上げるためには「買うべき時・売るべき時・そして何もしない“待つ”という判断」が非常に重要です。
本記事では、FX初心者でもわかりやすく使える「チャートパターン」と、判断に役立つテクニカル分析の基礎を解説します。
FXの買い時・売り時・待つ時のチャートパターン
そもそもテクニカル分析とは?
テクニカル分析とは、過去の価格やチャートの動きを分析して、将来の価格の方向性を予測する手法です。
主に短期売買を行うFXトレーダーに好まれます。

FXにおける「買い時」のチャートパターン
「買い時」とは、「今より価格が上昇すると期待できる場面」です。
以下のようなチャートパターンがシグナルになります。
1.ダブルボトム(Wボトム)
底値を2回つける「W型」の形。
「これ以上下がらない」と市場が判断したサインとされ、反発上昇の可能性が高まります。
2.逆三尊(ぎゃくさんぞん)
小さな谷→大きな谷 →小さな谷の形。
売り圧力が弱まり、買いが強くなる兆候。強めの上昇トレンドへ転換しやすいです。
3.上昇三角保ち合い(じょうしょうさんかくもちあい)
高値が横ばいで安値が徐々に切り上がる三角形の形。
買い圧力が徐々に強まっている状態で、上抜け後に大きく上昇しやすいです。
4.上昇フラッグ型
急騰のあとに、少しずつ下がる「旗」のような形になるチャート。
これは「調整中の一時的な下げ」であり、再び上昇しやすい場面です。
FXにおける「売り時」のチャートパターン
「売り時」は「価格が下落すると予想されるポイント」です。
以下のようなチャートパターンがシグナルになります。
1.ダブルトップ(Mトップ)
高値を2回つけた「M型」の形。
2度の高値で上昇が止められた=上昇の限界と判断され、反転下落しやすくなります。
2.三尊(さんぞん)
高→より高→高という3つの山の形(逆三尊の反対)。
買いの勢いが弱まった証拠とされ、下落トレンドへの転換シグナルです。
3.下降三角保ち合い(かこうさんかくもちあい)
安値が横ばい、高値が切り下がっていく三角形。
売り圧力が強まっている状態で、下抜けると急落しやすくなります。
4.下降フラッグ型
急落後にゆるやかに上昇する旗型。
「一時的な戻し」なので再び下落する可能性が高い形です。
実は重要な「待つ時」もチャートで判断できる
トレードで失敗する人の多くが、「無理にエントリーしている」ことが原因です。
「勝てる形」が来るまで待つことは、立派な戦略です。
“勝負する時”と“スルーする時”を見極めることが、成功トレーダーの共通点です。
1.ボックスレンジ
一定の範囲内で価格が上下しているだけの横ばいチャート。
方向感がなく、エントリーの根拠が弱い状態なのでスルーが吉。
2.三角保ち合い(さんかくもちあい)
高値も安値も徐々に収束していく形。
どちらに抜けるかわからない「様子見」の場面です。
3.上昇ウェッジ型、下降ウェッジ型
価格が上下に振れながら、だんだん狭まっていく斜めの三角形。
次にどちらへブレイクするかの予測が難しく、慎重な判断が必要です。
4.エクスパンディングトライアングル(広がる三角形)
時間が経つにつれ、高値も安値も大きくブレていく不安定な形。
相場が不安定で読みづらく、エントリーには適していないとされます。
よくある初心者の失敗パターン
- チャートパターンを無視して感覚で売買
- トレンドが終わりかけているのにエントリー
- チャートが読めないのに「なんとなく」で取引
→テクニカル分析を少し学ぶだけで、このような失敗は大きく減らせます。
チャートパターンを読んで取引するときの注意点
FXでは絶対に勝てる手法やテクニカル分析はありません。
相場状況によってはチャートパターン通りに動かない場合もあります。
それが、プロでも勝率100%にならない理由です。
まとめ
チャートは「買う・売る・待つ」の全てを教えてくれる。
FXで継続的に利益を出すには、「なんとなく取引」からの卒業が欠かせません。
チャートパターンとテクニカル分析の基本を押さえることで、“勝ちパターン”だけを狙ってトレードできるようになります。
難しそうに見える分析も、最初の一歩を踏み出せば、着実に理解できるようになります。
まずは今回ご紹介した基本的な形から覚えて、実際のチャートに当てはめてみましょう。
最後に
FXで利益を得るには、「チャンスを見極めて、行動する」ことが大切です。
テクニカル分析の力を借りて、あなたも今日からFXを始めてみませんか?
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FXを始めるにあたっての注意事項
為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。
FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。
この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
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