FX基礎知識

FXで使う単位Lot(ロット)とpips(ピップス)の意味を解説

2023年7月5日

FXの単位

FX(外国為替証拠金取引)をはじめようとすると、最初にぶつかる壁のひとつが「専門用語」です。

その中でも特に「Lot(ロット)」「pips(ピップス)」は、取引の規模や損益に関わる非常に重要な単位です。

この記事では、FX初心者の方に向けて、Lot(ロット)とpips(ピップス)の意味や使い方をわかりやすく解説します。

「何Lotで何pips勝った」なんて言い方ができればもうFXトレーダーです。

 

FXの単位「Lot」を解説

FXのチャート

 Lot(ロット)の基本的な意味

FX(外国為替取引)において、"Lot"(ロット)とは通貨ペアの取引単位を指す用語です。

一般的に、FX市場では通貨ペアを基準とした取引量をロット単位で表現します。

「ドル円を1Lotだけ注文」なんて言い方をします。

 

1lotはいくらなのか

FXにおける「1Lot」とは、取引する通貨の数量を表す単位です。

金額というより、「何通貨分取引するか」の目安になります。

 

ここでややこしいのが、日本のFX業者はそれぞれ1Lotの価値が違うことです。

1Lot1,000通貨単位の業者と、10,000通貨単位の業者が多いです。

1lot=10,000通貨を基準と考えた場合の必要金額は以下のようになります。

Lot数 通貨数量 実際の取引額(ドル円 1ドル=100円の場合)
1Lot 10,000通貨 10,000ドル × 100円 = 100万円相当
0.1Lot 1,000通貨 1,000ドル × 100円 = 10万円相当
0.01Lot 100通貨 100ドル × 100円 = 1万円相当

※これはあくまで取引する通貨の「時価」です。

 

では、FXを始めるのに100万円必要なの?

「1,000,000円も用意しなければ、最小単位である1Lot分も取引できない」と考えられます。

しかし、レバレッジがあるので、実際には

1Lot(1,000,000円)÷レバレッジ(25倍)=40,000(証拠金)

つまり最低4万円あればドル円(1ドル=100円)の取引はできるわけです。

ただし、証拠金を4万円ちょうどにしていると、損失を出したとき即4万円を下回ってしまうので、ある程度余裕をもって入金しておくと良いです。

さらにFX業者の手数料の関係もあり、4万円ではギリギリ足りないことがあります。

ドル円 が1ドル=150円のときは証拠金が6万円必要になってきます。

こちらもCHECK

FXのレバレッジ
レバレッジの基本を解説!FXで大きな利益を目指すための必須知識

続きを見る

 

初心者は1Lotから始めよう

取引する業者やロット数に関しては自分の資金や取引規模によって選びましょう。

大きなロットサイズは、利益を増加させますが、同時にリスクも高まります。

小さなロットサイズは、リスクを抑えることができますが、利益もそれに比例して小さくなります。

 

☆ちなみにこちらがDMM FX(1Lot=10,000通貨単位)で1Lotのみで取引したときの様子になります。

こちらもCHECK

FXDMM口座
DMM FXを口座開設から初取引まで実際にやってみた。始め方解説

続きを見る



 

FXの単位「pips」を解説

PCで作業中

 pips(ピップス)の基本的な意味

FXにおいて、"pips"(ピップス)とは通貨ペアの価格変動の単位を表します。

pipはpercentage in point(パーセンテージ・イン・ポイント)の略称。

1pipがいくらを表しているのかは通貨ペアによって異なります。

米ドル/円のレートが100.00円から100.05円に上昇したとき「5pips上昇した」と言います。

まとめると、「ドル円で1Lot分を買い注文。2pips分価値が上昇したから200円の利益が出た」というように使います。

 

なぜLotとpipsの理解が重要なのか?

 損益の見積もりができるようになる

pipsやLotを正しく理解すれば、リスクとリターンを事前に想定できるようになります。

「1pipsの変動でいくら動くのか」がわかれば、自分の資金に見合った適切なトレードができます。

 

 リスク管理(資金管理)ができるようになる

FXで成功するために最も大切なのが「リスク管理」です。

Lotを増やせばリターンも増えますが、同時にリスクも大きくなります。

逆に、Lotを小さくすれば損失リスクを抑えられます。

 

pipsを意識した練習

デモ口座や小額の取引で、pipsの変動が利益や損失にどう影響するかを体感してみましょう。

これが理解できると、何pips勝てばいくらくらい稼げるのかわかります。

 

まとめ

未来へ

「Lot」と「pips」がFXにおける単位です。

  • Lot(ロット):FXの取引数量の単位(例:1Lot=10,000通貨)
  • pips(ピップス):為替レートの変動幅を表す単位(例:ドル円なら0.01円)

トレードは最初、1Lotから始めてFXがどんなものか体験してみましょう。

5pipsでも利益が出せれば十分です。

損失を出して辞めてしまう人も多いので、小さな利益を積み重ねて、徐々に資産を大きくしていきましょう!

 

そして、何度でも言います。

たとえ最初は最小の取引量である1Lotで始めるとしても、最低でも証拠金は5~10万円はあった方がいいです。

FXが合わなくて辞めたくなったときは残金を引き出せばいいだけです。

証拠金が少ないとミスしたときに、すぐに証拠金不足で取引ができなくなります。

証拠金が多く用意できないときは、勝てる勝負だけしていくようにして資金を増やしましょう。

損切りの判断力も養うと良いです。

 

初めてならこちらの取引業者から選ぼう

★ちょっとやってみるなら「松井証券 FX」

>>【PR】【松井証券MATSUI FX】

★しっかり稼ぎたいなら「DMM FX」

>>【PR】FXを始めるなら【DMM FX】!

 

合わせて読みたい

FX初心者ガイド:まずはここから始めよう!準備→取引→テクニック

DMM FXのアプリで取引してみた。口座開設から初取引まで解説!

 

FXを始めるにあたっての注意事項

為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。

FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。

 

この記事を書いた人

まこと立ち絵
・名前:雪見屋誠

・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。

・Twitter:@honesty_snow

ラインスタンプも作っています。

・詳しくはこちらの自己紹介ページへどうぞ。

-FX基礎知識
-, ,