FXのチャートを見ると上下しているものがありますよね。
「ローソク足(ろーそくあし)」と言って、価格の動きを表しています。
その形にどういった意味があるのかを解説します。

そもそも「ローソク足」ってなに?
ローソク足(ろーそくあし)とは
ローソク足(ろーそくあし)は、価格の変動を表現するためのグラフで、個々の足が時間内の取引範囲を示しています。
1分足だと1本の長さが1分で、5分足、10分足~日足、週足、月足などがあります。
上部がその時間分の「始値(はじめね)」、下部が「終値(おわりね)」を表します。
実線の部分を「柱」もしくは「実体」、上下の細い線を「ヒゲ」と呼びます。
- ヒゲの上側を「上ヒゲ(うわひげ)」と呼び、先の部分が高値を表します。
- ヒゲの下側を「下ヒゲ(したひげ)」と呼び、先の部分が安値を表します。
そして、「陽線(ようせん)」は価格が上昇したことを示し、「陰線(いんせん)」は価格が下落したことを示します。
ローソク足チャートで何がわかる?
ローソク足を見ることで、以下のような情報を読み取ることができます。
1. 売りと買いの力関係
- 長い陽線 → 買いが強い
- 長い陰線 → 売りが強い
2. 相場の転換サイン
- 小さな実体&長いヒゲ → 「迷い」や「転換」のサイン
- 連続する陽線や陰線 → 「トレンドの継続」が予想される
ローソク足の使い方:チャートの見方から相場予測まで
ローソク足でこれからの相場を予測
ローソク足を使うと、過去の動きから将来の動きを予測することができます。
特定のパターンが現れると、それに応じて相場の動向を読み取れるようになります。
トレーダーはこれらの情報を活用してトレードを行います。
ローソク足の形状に関してはこちらの記事がわかりやすいのでどうぞ。
「外為どっとコム」の「チャートパターンとは?初心者が覚えるべき18の種類を解説」

ローソク足からのトレンドラインの引き方
トレンドラインというのは“値動きの方向性”のことをいいます。
ローソク足の頂点をつなぎ合わせて線を引きます。
そして、トレンドラインの引き方に正解はなく、トレーダーによって引き方が違います。
ヒゲから引いたり柱から引いたり、特定の時間足で引いたり…。

トレンドラインに関してはこちらで解説しています↓
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テクニカル分析の基本とトレンドラインの引き方【FX取引で最重要】
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ローソク足とインジケーターも組み合わせると予測精度がアップ
データを基に自動で計算してくれるツールが「インジケーター」です。
インジケーターは相場を分析するために使われ、今後の動きを予測・判断します。
移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDなどがあり、トレンドの強さや転換点、買い・売りの強さを判断できます。
どこの取引業者のチャートにも「テクニカル表示設定」がついているので、自分の使いやすいものを表示しましょう。
こちらに関しては「外為どっとコム」の「テクニカル分析とは?種類、使い方、「ダマシ」の対策を初心者向けに解説」がわかりやすいです。

まとめ
ローソク足は価格の動きをわかりやすくする重要なツールです。
パターンを理解し活かして、相場を予測することが成功への近道です。
しっかりと基本を押さえ、ローソク足チャートを読むスキルを身につけましょう。
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FXを始めるにあたっての注意事項
為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。
FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。
この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
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