FX(外国為替証拠金取引)において、「ボラティリティ」(通称「ボラ」)とは、価格の変動幅を示す指標です。
今回は、そんなボラティリティが何を意味するのか、なぜ重要なのか、そして初心者がどのようにボラティリティを活用して取引を行うべきかについて解説します。
FXのボラティリティとは?初心者が知っておくべき重要ポイント!
1. ボラティリティとは?
「ボラティリティ」(通称「ボラ」)は、価格の変動幅を示す指標です。
具体的には、一定期間における価格の変動の大きさを測るもので、高いボラティリティは価格が大きく変動することを意味し、低いボラティリティは価格の変動が少ないことを示します。
- 高ボラティリティ: 価格が大きく変動するため、リスクもリターンも大きい。
- 低ボラティリティ: 価格の変動が少ないため、リスクもリターンも小さい。
例を出すなら、1分足のチャートを見ていて、普段なら5pipsくらい動くのに、ボラが低いと2pipsくらい、指標発表直後ならボラが大きく、最大で200~300pipsくらい動くことがあります。
2. なぜボラティリティが重要なのか?
ボラティリティは、トレーダーにとって重要な指標であり、取引の戦略を立てる上で欠かせない要素です。
- リスク管理:高ボラティリティの通貨ペアはリスクが高いため、適切なリスク管理が必要です。
- 利益チャンス:高ボラティリティは大きな利益を狙うチャンスでもあります。逆に、低ボラティリティは安定した取引が可能ですが、大きな利益を狙うことは難しいです。
- 取引戦略:ボラティリティの変動を理解することで、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなどの取引戦略を効果的に選択できます。
3. ボラティリティの測定方法
ボラティリティを測定するためには、いくつかの方法があります。
初心者でも簡単に使える指標をいくつか紹介します。
- ATR(Average True Range):一定期間の価格変動幅の平均を測定する指標です。
- 標準偏差:価格の変動のばらつきを測定する統計指標です。
- ボリンジャーバンド:移動平均線とその上下に表示されるバンドで、ボラティリティの変動を視覚的に捉えることができます。
こういったものはFX取引会社のツールにある「テクニカル指標の追加」で表示することができます。
4. ボラティリティを活用した取引のポイント
・高ボラティリティ時の取引
高ボラティリティの時は、大きな利益を狙うチャンスですが、同時に大きな損失リスクも伴います。ストップロス注文を活用してリスク管理を徹底しましょう。
・低ボラティリティ時の取引
低ボラティリティの時は、価格が安定しているため、リスクは低いですが、大きな利益を狙うのは難しいです。スイングトレードや長期投資に適しています。
・経済指標やニュースのチェック
ボラティリティは経済指標やニュースによって大きく変動します。重要な経済指標の発表前後はボラティリティが急増することが多いため、事前にチェックしておくことが重要です。
まとめ
FX取引において、ボラティリティの理解は非常に重要です。
ボラティリティを正しく理解し、活用することで、取引のリスク管理を徹底し、利益を大きくすることが可能になります。
初心者の方も、まずは基本的なボラティリティの概念を押さえ、自分に合った取引戦略を見つけてください。
ボラティリティを味方につけて、FX取引を楽しんでいきましょう!
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この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
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