FX(外国為替証拠金取引)を行う際、テクニカル分析の一つとして非常に有効な「フィボナッチ分析」を紹介します。
フィボナッチ分析はメジャーな分析法ではありますが、ちょっと難しい上に、絶対的な分析法ではない(そもそも絶対的な分析法なんてない)ので、トレーダーみんなが使っているわけではないです。
なので、こんなのもあるんだ、自分に合ってそうだから使ってみよう、くらいの気持ちで読んでもらえると嬉しいです。
ということで今回は、フィボナッチの基本概念、具体的な使い方、そして初心者でも簡単に理解できるポイントについて解説します。
FXで使うフィボナッチ分析とは?初心者でも簡単に理解できる解説
1. フィボナッチ分析とは?
フィボナッチ分析は、中世の数学者レオナルド・フィボナッチによって考案された数列に基づくテクニカル分析の手法です。
具体的には、フィボナッチ数列の比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%、100%など)を利用して、価格のサポートとレジスタンスのレベルを見つけることができます。
ポイント
DMM FXの場合、描画ツールの中にトレンドラインと並んでフィボナッチリトレースメントがあります。
2. フィボナッチリトレースメントの基本概念
フィボナッチリトレースメントは、トレンドの中で価格がどれだけ反転する可能性があるかを測定するツールです。
以下の手順で使用します。
- 高値と安値を決める:トレンドが上昇している場合、最近の安値から高値に向かってラインを引きます。下降トレンドの場合は、その逆です。
- リトレースメントレベルの設定:自動的に23.6%、38.2%、50%、61.8%、100%のラインが表示されます。
- サポート・レジスタンスの確認:これらのラインが価格のサポートまたはレジスタンスとして機能するかを確認します。
この場合では、50%のところと23.6%のところで反発していることがわかります。
どのタイミングで反発するかはフィボナッチだけではわかりませんが、このあたりで反発するだろうという予測には使えます。
3. フィボナッチエクスパンションの活用法
フィボナッチエクスパンション(またはエクステンション)は、価格がどこまで伸びるかを予測するためのツールです。次のように使用します。
- 高値と安値を決める:フィボナッチリトレースメントと同様に、最近の高値と安値を設定します。
- リトレースメントレベルを超えた動き:価格がリトレースメントレベルを超えた場合、エクスパンションレベル(例えば161.8%、261.8%など)を利用して、次の価格目標を設定します。
4. フィボナッチ分析のメリット
- シンプルで分かりやすい:フィボナッチリトレースメントやエクスパンションは、視覚的に理解しやすく、初心者でも使いやすいです。
- 信頼性が高い:多くのトレーダーが利用しているため、サポートやレジスタンスのレベルが信頼できるものになります。
- リスク管理に役立つ:トレンドの反転ポイントを予測することで、リスク管理が容易になります。
5. フィボナッチ分析のデメリット
- 万能ではない:他のテクニカル指標と併用しないと、単独では精度が低い場合があります。
- 複雑に感じることも:慣れるまでに時間がかかる場合があります。特にエクスパンションの使い方は少し複雑です。
まとめ
フィボナッチ分析は、FX取引において非常に有効なテクニカル分析の手法です。
価格のサポートやレジスタンスのレベルを見つけることで、取引のエントリーポイントやエグジットポイントをより正確に予測することができます。
初心者でも簡単に取り入れることができるので、ぜひ活用してみてください。
フィボナッチ分析を駆使して、FX取引での成功を目指しましょう!
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この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
・詳しくはこちらの自己紹介ページへどうぞ。