リスク・資金管理

FXで借金する理由|国内業者の借金回避の仕組みと自身のリスク回避

2024年5月28日

FXで借金しない

「FXは興味あるけど…借金しそうで怖い」
「SNSで破産の話を聞いて不安になった」

FXを始める前は大体こうした不安を抱きます。

しかし、結論からお伝えします。

FXは日本の取引業者で賢く取引すれば、借金を抱えるリスクは極めて低いです。

この記事では、専業トレーダーの視点から、“なぜ一部の人だけが借金してしまうのか”という仕組みを解説するとともに、日本のFX業者が持つ安全装置(ロスカット)をメインに、「借金をしないための絶対ルール」をわかりやすく解説します。

FXを始める上で、「絶対に生活費や借金したお金で取引しない」というルールさえ守れば、必要以上に借金を怖がる必要はありません。日本のFX業者は、顧客を借金から守るシステムを持っています。

 

FXで借金する理由:リスクを理解して賢く取引しよう

悩む男性

FXで借金が発生する原因は「システム」と「感情」の2つだけ

借金する人のほとんどが、下記のどちらか(または両方)に当てはまります。

①FXの仕組みを理解していない(システム面)
②感情で動いてしまい、計画的な取引ができない(メンタル面)

逆に言えば、仕組みを理解し、感情をコントロールすれば借金は回避できます。

 

①システム面で起きる“借金の理由”

FXのシステムとして「ロスカットが間に合わない」ことで借金ができる可能性があります。

通常、国内FX業者の場合、損失が一定水準に達すると自動的に強制決済(ロスカット)が行われ、証拠金以上の損失が発生しないように保護してくれます。

しかし、「地震やテロ、主要国の金利発表などが理由の急激な相場変動」や「週明けの“窓開き”(※)」で処理が追いつかず、その差額が「追証(おいしょう)」として請求されることがあります。

(※)窓開きは週明けの朝によくある価格が飛んで形成された空白部分のことです。

FX窓開き

とはいえ、これはレアケースなことで、低レバレッジ+余裕ある証拠金管理をしていればほぼ防げます。

つまり、身の丈に合わない超高額で取引をしなければ借金なんてことはないでしょう。

■こちらは私がロスカットを発生させたときの記事です↓

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②メンタル面で起きる“借金の理由”

・負けを取り返すための無謀なエントリー

損失が出ると焦ってレバレッジを上げてしまう…これは多くの初心者が陥る罠です。

・損切りできずに損失が拡大

「損を確定させたくない」という心理が大きな損失を生みます。

・資金管理ができていない

生活費や借りたお金でFXをするのは絶対NG。これが最も借金につながる行為です。



 

借金しないためのリスク回避ルール(初心者向け)

FXのチャート

ルール1:余裕のある資金管理

借金に繋がる最大の原因は、資金に対する取引額が大きすぎることです。

■証拠金に余裕を持たせる

証拠金に対して取引量を少なくする(Lot数を抑える)ことで、実質的にレバレッジを低くできます。

(例えば、口座に100万円あるのに10万円分の取引しかしない、など)

■心の余裕につながる

余裕を持つだけでロスカットの不安はほぼ消えます。

資金の余裕は心の余裕につながり、冷静なトレードができるようになります。

 

ルール2:損切りラインを事前に決める

ロスカットは業者の最終防衛ラインですが、その前に自分で損失を確定させる「損切り(ストップロス)注文」を必ず設定しましょう。

これにより、相場が予想と逆に動いた場合でも、損失を最小限に抑えることができます。

損切りを設定しておかないと「いつか戻るはず」という感情に流され、ロスカットレベルまで損失が拡大します。

一度の取引で資金の大部分を失わないように管理することが重要です。

 

ルール3:土日の持ち越しを避ける

週明けに発生しやすい“窓開き”による予期せぬ損失を防ぎます。

資金(証拠金)に余裕がない場合は金曜日には全ての取引を決済してしまうことをオススメします。

スキャルピングデイトレードのような短期取引なら問題ないです。

 

ルール4:経済ニュースを必ずチェックする

経済ニュースをチェックする習慣をつけましょう。

情報に基づいた取引を行うことで、リスクを減らし、より賢い投資が可能になります。(ファンダメンタルズ分析

DMM FXのパソコン版だと上部に直近の経済指標が表示されるので便利です。

 

ルール5:無理な資金で絶対にトレードしない

これが最も重要です。

生活資金や借金したお金で取引すると、「負けられない」というプレッシャーから判断力が鈍り、負けを取り返そうと無謀な取引に陥ります。

FXは必ず「余剰資金」で行いましょう。

 

まとめ

冷静な男性

FX取引は高い収益性を持つ一方で、大きなリスクも伴います。

適切なリスク管理と計画的な取引を行うことで、借金を避けつつ、効率的に資産を増やすことが可能です。

ロスカットのお世話にならないためにも、レバレッジの過剰利用を避け、常に冷静な判断を心がけることが重要です。

また、勉強と情報収集を怠らず、自分の取引スタイルを確立することで、FX取引の成功に近づくことができます。

FXを始める前に、これらのポイントをしっかりと理解し、賢く投資を行いましょう。

 

【次のアクション】借金のリスクを避けるための資金管理を学びましょう

借金を回避するための“ちまちま稼ぐ”方法を紹介しています。

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FXを始めるにあたっての注意事項

為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。

FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。

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