FX取引を始めたばかりの方にとって、「注文方法がよくわからない」という壁は意外と大きいものです。
特に、IFD注文やOCO注文という言葉を初めて聞いたときは「なにそれ?難しそう…」と感じる方も多いかもしれません。
でも安心してください。
これらの注文方法は、実はとても便利で、初心者にこそ使ってほしい機能なんです。
この記事では、
- IFD注文・OCO注文・IFO注文の意味
- どんな場面で使えるのか
- メリットと注意点
をわかりやすく解説します。

IFD注文・OCO注文・IFO注文とは?FXの自動で取引する方法
そもそもFXの「注文方法」とは?
FXにおける「注文方法」とは、いつ・いくらで買うか、いくらで売るかを設定する操作のことです。
指値注文と成行注文が主な注文方法になります。
このほかにもさまざまな種類がありますが、今回注目したいのが「自動で取引を完了してくれる注文方法」です。
代表的なものが、今回紹介する
- IFD注文(イフダン注文)
- OCO注文(オーシーオー注文)
- IFO注文(アイエフオー注文)
です。
IFD注文とは?【新規と決済を一度に予約】
✅IFD注文の意味
「IFD」は「If Done(イフ・ダン)」の略。
これは、「もし新規注文が成立したら、次にこの条件で決済してね」という注文方法です。
■ IFD注文の具体例
たとえば、現在のドル円が150円のとき。
「149円で買って、151円で売りたい」と思ったとします。
このとき、
- 149円で買いの新規注文
- 151円での売り決済注文
この2つを一度にまとめて予約できるのがIFD注文です。
メリット
- 自動で新規→決済まで完了してくれる
- 忙しい人やチャートを常に見られない人に最適
- 損切りや利確のルールを事前に守りやすい
OCO注文とは?【利益確定と損切りを同時に設定】
✅OCO注文の意味
「OCO」は「One Cancels the Other(ワン・キャンセルズ・ジ・アザー)」の略。
これは、「どちらか一方の注文が成立したら、もう一方はキャンセルしてね」という注文方法です。
■OCO注文の具体例
たとえば、ドル円を150円で買った場合。
- 151円で利益確定(利確)の注文
- 149円で損切りの注文
この2つを同時に予約しておくと、どちらかが成立した時点で、もう一方は自動でキャンセルされます。
メリット
- 損失を抑えつつ、利益も狙える
- 感情に左右されず、冷静な取引ができる
- チャートを見られない時間でも安心
IFDとOCOを組み合わせたIFO注文もある
さらに上級者向けの注文方法に「IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文」縮めて「IFO注文(アイエフオー注文)」というものがあります。
これは、
- 新規注文が成立したら、
- OCOで利確・損切りを自動で出す
という便利な注文です。
たとえば、
■IFO注文の具体例
- 149円で買う(IFDの新規)
- 成立したら、
- 151円で利確
- 148円で損切り(OCO)
という流れをワンセットで一気に設定できます。
FX初心者こそ自動注文を使うべき理由
○感情に振り回されにくくなる
FXは「上がった!」「下がった!」と一喜一憂しがちですが、自動注文なら冷静に計画的なトレードができます。
○チャンスを逃さない
昼間は仕事でチャートを見られないという人も、自動注文を使えばチャンスを逃さずに利益確保が可能です。
○損切りを忘れずにすむ
損切りをルールにしていても、つい見逃すことも。自動で設定すれば、損失を最小限に抑えられます。
まとめ
自動注文でFXはもっとラクになる!
FXは「自分で常に判断しないといけない」と思っている方にこそ、IFD注文・OCO注文は大きな助けになります。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくれば「なんで今まで使ってなかったんだろう」と思うほど便利です。
自動注文を上手に使って、感情に左右されないトレードを身につけましょう!

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FXを始めるにあたっての注意事項
為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。
FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。
この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
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