FX取引を始める際に、口座凍結というリスクがあることをご存知でしょうか?
口座凍結とは、取引業者によってFX口座が一時的または永久的に使用できなくなる状態を指します。
これは、取引が正常に行えなくなるだけでなく、資金の引き出しが制限される可能性もあります。
そこで、口座凍結の理由と、その回避方法について詳しく解説します。
初心者のうちに知っておきたい口座凍結の理由と回避方法
X(旧ツイッター)でよく聞く話
ツイッターでよく見るのは、
・国内業者だとスキャルピングのやりすぎ(十数秒以内に複数回の注文を行う行為)や売買ツールの利用。
・海外業者だと両建てでもダメな場合があるようです。
出金に関しては、
・国内業者だと口座の出金が数日以内ならできることもあります。
・海外口座だと「資金は不正に得た利益の為出金出来ない」といった理由で出金できないこともあるようです。
凍結理由の開示は無しなこともあるので、“あるようです”のような曖昧な表現になっています。
口座凍結される理由
1. 不正取引や規約違反
FX業者は、ユーザーの不正取引や規約違反を非常に厳しく取り締まっています。
例えば、裁定取引(アービトラージ)やスキャルピングなど、特定の取引スタイルが規約に反する場合、口座が凍結されることがあります。
また、複数のアカウントを作成し、ボーナスを不正に受け取る行為も凍結の対象です。
メモ
FXにおける裁定取引(アービトラージ)とは、価格変動を利用する取引で、同一の価値を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクがほとんどないとされています。
2. 長期間の休眠口座
FX口座を開設したものの、長期間取引を行わないと休眠口座とみなされ、凍結されることがあります。
業者にとっては、アクティブなユーザーが望ましいため、休眠口座は管理コストとして負担となります。
3. マネーロンダリングの疑い
不自然な資金の出入りや、短期間での大規模な資金移動がある場合、マネーロンダリングの疑いで口座が凍結されることがあります。
FX業者は、金融機関として法的にマネーロンダリング防止の義務を負っています。
4. 国や地域の規制変更
国や地域によっては、金融規制が厳しくなることがあります。
これにより、特定の地域からの取引が禁止され、口座が凍結される場合があります。
ポイント
ほかにもツールで人間ができないようなスピードで何度も取引をすると凍結しやすいようです。
口座凍結を回避する方法
1. 規約を熟読し、遵守する
まず、取引業者の利用規約をしっかりと確認し、それに従うことが重要です。
特に、取引スタイルやボーナスに関する規約には注意を払いましょう。
疑問があれば、事前にサポートに問い合わせることをお勧めします。
2. 定期的に取引を行う
休眠口座とみなされないよう、定期的に取引を行うことが大切です。
たとえ小額でも、取引を続けることで口座のアクティビティを維持することができます。
3. 不自然な資金移動を避ける
資金の入出金には計画性を持ち、不自然な頻度や金額での移動を避けるようにしましょう。
また、大規模な資金移動が必要な場合は、事前に業者へ報告することで、誤解を避けられます。
4. 規制変更をチェックする
取引を行う国の規制や法律の変更に注意を払い、必要に応じて口座の設定や取引スタイルを調整しましょう。
特に海外のFX業者を利用している場合は、頻繁に情報を確認することが求められます。
まとめ
FX取引を安全に続けるためには、口座凍結のリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
しっかりとした知識を持ち、ルールを守ることで、安心して取引を行いましょう。
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この記事を書いた人
・名前:雪見屋誠
・自己紹介:上海に2年間留学。帰国後、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター等の資格を取り、10年以上飲食業に従事。現在は専業トレーダー。
・Twitter:@honesty_snow
・ラインスタンプも作っています。
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