FX(外国為替証拠金取引)には、長期投資から短期売買までさまざまな取引手法があります。
中でも「即金性」と「短時間での完了」を両立できる「スキャルピング」は、トレーダーに非常に人気のある手法です。
少額取引でも、値動きのある時間帯なら数秒で数百円、数分で数千円の利益を狙うことも可能です。
今回は、スキャルピングの利点と具体的なやり方を、初心者向けに分かりやすく解説します。
スキャルピングの利点&やり方解説:FX初心者でも稼げる!

スキャルピングとは?
スキャルピングは、FXにおいて数秒から数分の短い時間で取引を行い、少額の利益を積み重ねていく手法です。
この方法は、短期的な市場の変動を利用して、1日に何度も取引を繰り返すことで利益を狙います。
スキャルピングの利点
■短期間で利益を得られる
スキャルピングは、他の取引手法に比べて短期間で利益を得ることができるため、即時的なリターンを求めるトレーダーに適しています。
■マーケットのタイミングに左右されない
長期的な取引と異なり、スキャルピングは短期の価格変動を利用するため、長期間のトレンドに依存せずに利益を出すことができます。
■リスク管理がしやすい
スキャルピングでは、ポジションを短時間しか保持しないので、大きな価格変動によるリスクを最小限に抑えることができます。
スキャルピングの具体的なやり方と注意点

スキャルピングのやり方
1. 約定力と低スプレッドの環境を整える
スキャルピングでは、数秒で取引を完了するため、注文のスピード(約定力)と取引コスト(スプレッド)が極めて重要です。
■業者選びが鍵
スプレッドが狭く、サーバーの応答速度(レスポンス)が速い国内FX取引プラットフォームを選びましょう。
■環境の確認
ノートパソコンなら十分ですが、スマホでも慣れればできます。
ただし、インターネット接続の安定性は必ず確認しましょう。
2. テクニカル分析に基づいた「根拠のある」エントリー
1回の取引で数pipsの利益を目指し、これを何度も積み重ねるのが基本です。
そのためには、確固たる根拠が必要です。
■確実なポイントを狙う
移動平均線やボリンジャーバンド、トレンドラインなどのテクニカル指標を使い、「確実に反転する」「上昇する」と予測した場所でスキャルピングをするとよいです。
■避けるべき行為
「なんとなくここでいいかな」くらいだと失敗しやすいです。
明確な根拠のない取引は避けましょう。
3. ストップロス(損切り)を必ず設定する
スキャルピングは短時間での取引なので、予期せぬ大きな損失を最小限に抑えるためのストップロスを適切に設定することが非常に大切です。
感情に流されず、ストップロスは必ず予約注文で設定し、損失許容額を厳守しましょう。
スキャルピングの注意点
注意点1:スプレッド(取引コスト)の積み重ね
高頻度で取引を行うため、取引コスト(スプレッド)が大きな負担になります。
スキャルピングをメインとするなら、口座をスプレッドの狭さで定評のある国内FX業者に絞り、取引通貨ペアも流動性の高いドル円やユーロドルに限定しましょう。
注意点2:瞬時の判断力と集中力が求められる
スキャルピングは、慣れるまで瞬時の判断力と集中力が求められます。
チャートパターンを覚えて、機械的な判断ができるようになるまで練習しましょう。
そして、疲れているときは取引を避ける。
集中力を高めるため、取引時間を短く区切りましょう。
FXを副業としてやるなら短時間で済ませたい
スキャルピングは基本的に一番値動きのある時間帯のニューヨーク時間(21~24時)のみで十分稼げます。
1日中チャートを見るのではなく、仕事が終わってから1日の値動きをチェックして、今後を予測して挑むといいです。
FXを副業としてやるなら平日で2、3時間くらいに抑えたいものです。
まとめ

スキャルピングは、短期間で利益を狙える魅力的な手法ですが、成功するためには適切な環境とテクニカル分析、そして迅速な判断力が求められます。
初心者でもしっかりと基礎を学び、練習を重ねれば、効果的に利益を積み重ねていける手法です。
まずはデモトレードで試し、感覚を掴んでから本番の取引に挑戦してみてください。
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FXを始めるにあたっての注意事項
為替及び金融指標の数値の変動によっては損失が生じる場合があり、相場急変時等には証拠金額以上の損失が生じる場合があります。
FX業者の契約締結前交付書面及び約款をよくお読みいただき、それらの内容をご理解のうえ、お取引の最終決定は、ご自身の判断と責任で行ってください。